プレクリアランス
こんばんは、クワタオフィスです。きのう韓国から無事に戻ってきました。
帰りの韓国・仁川空港で出国手続を済ませたあと、搭乗口に向かう途中の通路で、日本の「プレクリアランス」の窓口を見つけました。
「プレクリアランス」は、外国の空港から日本に入国しようとする外国人に対し、その空港であらかじめ日本の入国手続を済ませ、実際日本の空港に到着した外国人の入国手続をスムーズに行おうとする制度です。
日本と韓国の間では、2002年の日韓サッカー・ワールドカップのときにプレクリアランスを導入したのが最初で、その後しばらくしてから常設となったという情報には接していましたが、実際に見るのは初めてです。
仁川空港でのプレクリアランス窓口(窓口といっても机だけでしたが)は、日本の入国審査官が2人と韓国の入国審査官が1人いて、日本の審査官のところにはそれぞれノートパソコンがありました。
韓国語で「ナゴヤ」という表示があり、日本の出入国記録カードを書くところでは、数人カードに記入していました。おそらく名古屋行きの便に乗る人に、あらかじめ手続をすることを促しているのでしょう。
プレクリアランスは、成田・羽田や中部・関西・福岡空港のように、大規模で入管職員の対応も十分できる空港よりは、日本の地方空港での入国審査をスムーズに行うには便利かもしれない、と思いました。
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