きょうの東京入管
こんばんは、クワタです。今月も何回か東京入管に行っていますが、今日は午後1時前に行って、「変更・更新申請」カウンターの番号札を引いたところ、400人待ちでした。
400人。
さすがに、いったん事務所に帰りました。(事務所から入管まで、片道50分くらいです。)
午後4時前に再び入管のカウンターのところに行ったところ、あと20人くらいでしたので、待ち時間が少なくてすみました。
400人待ちとはいっても、あきらめる人が多く、呼び出す番号はどんどん進んでいきます。もちろん自分の持っている番号が過ぎてしまえば、また番号札を取り直すことになります。
それにしても、3時間半以上です。
ぼくたちは事情を知っているのでまだしも、いきなり申請に行った外国の人は大変です。
さらに気の毒なのは、「認定」申請の書類を持ってきたのに、よくわからずに「変更・更新」申請の番号札を引いてしまい、長時間待ったあとで「認定申請はあちらの窓口です」と言われてしまうケースです。
実際、窓口の人はがんばっている、とは思います(もちろん、いろんな人がいますが)。
待ち時間や窓口の対応に不満を言うよりも、(前回紹介した心理の専門雑誌にあった学校現場のように)窓口の対応システムが限界に来ている、と言った方がいいかも知れません。
個人的には、「事前の相談」をもっと充実させた方がよいと思います。つまり、ただ単に在留資格の該当性に見当をつけたり、申請書用紙を交付するだけではなく、もっと「許可の条件」といったことまで助言できる場所が必要です。
お手本は、東京家庭裁判所です。調停申立などで家裁に行くと、まず広い総合受付カウンターがあり、裁判所書記官が対応して、相談や書類の提出ができます。個別具体的な相談は、相談員との一対一の相談コーナーを利用できます。
何年か前、東京家裁の相談コーナーに相談に行ったことがあります。弁護士の方が相談担当でした。ぼくは養子のことについて相談したのですが、「養子のことなんですが」と言っただけで、「日本人ですか?」という問いかけが返ってきました。まず「渉外養子」のことを考える(準拠法の問題とか出てくるので)という、相談員の方の対応に脱帽しました。
もちろん入管は、書類作成指導および、事前相談段階での許可・不許可の判断はできないでしょう。これは、家庭裁判所も同じです。事前相談の窓口では、許可・不許可の判断は、申請行為によって入国審査官が判断する、という立場を徹底すればよいのです。
そして、本来「申請取次者」は、そういった「事前の相談」に対応して、入管の「不必要な」負担(ここで不必要な、といったのは、審査件数が増えることによる入管の負担増は仕方ないとして、窓口で外国人申請者に一から説明しなければならない、といった時間のロス、という意味です)を減らす役割が期待されていたのではないか、と思うのです。
ちょっと熱く語ってしまいました。
さしあたり、これから入管に行かなければならない方に対しては、「入管に行くときは計画的に」と申し上げたいと思います。
« 心理学の専門雑誌 | トップページ | 検索あれこれ »
この記事へのコメントは終了しました。
« 心理学の専門雑誌 | トップページ | 検索あれこれ »
コメント