家族法の専門書
こんにちは、クワタです。
商事法務より「弁護士研修講座」というシリーズの書籍が刊行されています。弁護士向け講座の講義録なのですが、大変興味深いテーマが多く、何冊か買って読んでいました。
「専門弁護士養成連続講座」というサブタイトルのついた「家族法」という本を買いました。
親族・相続法の各論点につき、ベテラン裁判官や弁護士の方が講義をしています。離婚・人事訴訟・成年後見・遺言・遺産分割など、どのテーマも大変興味深いものです。
買ってからまだ一つのテーマを読んだだけですが、事例が豊富なこともさることながら、長年の経験なくしては語れない、講師の「考え方」に感動さえ覚えます。単なるテクニックを教えるような凡百のセミナーとは一線を画します。
ところで最近、若手行政書士の間で「離婚業務」を掲げる人が多くなっています。ただ単に「興味があるから」とか「需要があるから」とか「離婚の経験があるから」ではなくて、法律または心理(カウンセリング)のスキルを積んだ人であれば、大いに手がけてよいと思います。
ぼくもまだまだ経験・知識ともに足りないものですから、勉強していきたいですね。新人行政書士のみなさんも、一緒に勉強していきましょう。
平成17年度 専門弁護士養成連続講座 「家族法」
東京弁護士会弁護士研修センター運営委員会 編
商事法務 2007 ¥6000
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コメント
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くわたさん
こんにちは。
この間はせっかくご連絡いただいたにも関わらずお電話が通じづらくて失礼いたしました。
あの後、電話が故障していることが判明し、修理を依頼しておりました。
今回はお会いできず残念でした。またの機会を楽しみにしております。
家族法の本、とても興味深いです。早速探してみます。いつもご紹介、ありがとうございます^^
投稿: ももすけ | 2007年4月22日 21時05分
ももすけさんこんばんは、くわたです。
いえいえこちらこそ、突然の電話で失礼いたしました。
最近、メンタルヘルスに関する勉強をはじめたこともあるのですが、離婚の相談を受けるとしましたら、法律(の知識)だけでは解決できないと思うことしきりです。
かといって、「ただの聞き役」だったら行政書士に相談するメリットも少ないですね。
そこで、心理学と法律を結びつけるような文献を探して読んでいます。
近々このブログで紹介できると思いますので、ときどきはのぞきに来てください。
投稿: くわた | 2007年4月24日 18時32分