日本留学フェア(後編)
2009年9月13日。SETEC(ソウル貿易展示場)にて「日本留学フェア」が開催されました。
午前11時オープンのところ、ホテルからバスで10時前には会場に到着しました。しかし会場前はすでに長蛇の列! これには驚きました。
ところで、日本から用意した資料(日本のビジネスビザについて説明した韓国語資料)が足りなくなりそうだったので、コピーする必要が出てきました。
SETECには「ビジネスセンター」という部屋があり、大型コピー機が1台ありました。しかし……紙がありません。
そこで会場を飛びだし、地下鉄に一駅乗って、コピーできるところを探しました。ソウルにコンビニはたくさんありますが、コンビニにはコピー機は置いていないのです。
炎天下の中、となりの駅の周辺のお店を探しましたが、ほとんどまだ開いていません。
「そうか、今日は日曜日か」
と気がつき、コピーできないまま地下鉄で会場に戻りました。ちょっと敗北感です。
午前11時、開場です。ものすごい数の来場者です。ぼくのところにも、貼り紙を見た学生さんが、次々と相談に来ました。
釜山と同じくソウルでも、各ブースに通訳がつきましたが、ビジネスビザ相談のところには両となりから通訳の人に応援に来てもらいました。
相談内容もバラエティに富んでいました。こちらが予想していた「人文知識・国際業務および技術」以外にも、在留資格でいえば、医療、技能(スポーツ)、特定活動(ワーキングホリデー)など。
日本で専門学校卒業後の進路としては、「調理・製菓・美容」に関する質問が目立ちました。
とにかくあとからあとから相談が来ます。昼ご飯の時間など望むべくも無く、オレンジジュースで脳に糖分を補給するありさまでした。
それでも相談がうまくいったのは、ぼくのとなりで通訳をしていた学生さんがとにかく優秀だったからです。ぼくもかなり韓国語で説明したのですが、彼は毎回、より正確な分かりやすい表現で補足していました。
ソウルの留学フェアの来場者数は4500人以上。ビザに関する相談の数は、ぼくが受けただけで、実に52件でした。
月曜日の午前中まで自由行動でしたが、おもに「本屋のハシゴ」でした。韓国の六法全書とソウル市の区分地図を買いました。あとは地下鉄の鉄橋から「漢江」を眺めたり、工事中の「光化門」や、「光化門広場」を見てびっくりしたり。こうして3年ぶりの韓国旅行(出張)は、無事に終わりました。
(おしまい)