日本留学フェア(中編)
翌日の12日土曜日は、いよいよ「日本留学フェア」です。目の前の展示場には、大勢の若い女性が。「さすが留学フェア」と思っていましたが、展示場のとなりの区画で開催されていた「ビューティー・整形フェア」に来た人たちのようです。
広い会場には、日本から大学・専門学校・日本語学校等、そして主催者の日本学生支援機構などのブースが100以上並びます。各ブースには通訳が配置されています。ぼくは「東京都専修学校各種学校協会」のブースで椅子をお借りして、「日本のビジネスビザ相談」といった意味の韓国語の掲示を出しました。
もっとも、通訳の人に「掲示の韓国語(の表現)が間違っています」と早速指摘されてしまいましたが。
来場者はかなり多く、人気のある学校では来場者がブースを幾重にも取り囲んでいます。ビザの相談は、貼り紙だけのお知らせにしてはけっこう数がありました。それでも割と余裕があり、お昼はとなりの「新世界百貨店」のフードコートに食べに行きました。
フードコートというのは、広いフロアを四角く区切った各辺に、さまざまな料理の窓口が並び、中央の空間にテーブルがいくつも並んでいるレストランです。韓国の都会では今世紀に入ってから一気にフードコートが増えたという印象があります。
釜山の留学フェアへの来場者は3200人。ビザ相談は17件で、当方で11件受けました。
フェアが終わると、その日のうちに飛行機でソウルに向かいます。ホテルからすぐバスに乗り、釜山市内を横断するように金海空港を目指します。
ソウルの金浦空港からホテルまで専用バスに乗り、江南のホテルには意外と早く、午後9時に着きました。
3年ぶりのソウル。地下鉄の路線も増えて、9号線まであります。地下鉄9号線の現在の終点「新ノンヒョン」駅からホテルまで200メートルほどです。この駅の交差点角にも、「教保文庫」がありましたので、午後10時までここで本を探しました。
少しおなかが空いたので、大通りから一本入った道の食堂に入り「麦ご飯ピビンバ」を頼みました。すると、ちょっとした洗面器(のような器)に入ったピビンバをはじめ、味噌汁代わりの味噌鍋に「おこげご飯」の小さい鍋など、お膳の足が折れるほどの料理の皿が並びました。時間が遅いので量をあまり食べられなかったのが残念です。これで5000ウォン(400円)でした。(後編に続く)